どうも自衛隊を巡って初歩的な誤解があるようだ。
根深い誤解が。
自衛隊は今のままでも軍隊である、と。
ただ、
口先だけで「
ああ、
しかし、
正真正銘、自衛隊は「戦力」
その証拠に常備の交戦規定を持たない。
だから、軍隊ならあり得ない“グレーゾーン”
(
グレーゾーンとは国防上の「巨大な穴」以外の何ものでもない。
その巨大な穴が公然と存在するという“事実”が、
人々は真面目に考えようとしない。
平時と戦時は切れ目はなく繋がっている。
それが軍事の常識。
だから軍隊は平時から交戦規定を常備している。
しかし、
「防衛出動」というハードルの前と後で、
この一事だけでも軍隊「失格」だ。
更に、
当然、それに見合った訓練しかしていない。
いざ軍事行動が始まっても、
軍刑法も軍事裁判所もない。
等々ー。
まさに「戦力」未満の非軍隊そのもの。
非軍隊では軍隊に対抗できなくて当たり前。
仕方がないから、
自衛隊幹部だった方が以前、「自衛隊が世界で最も弱い理由」
その自衛隊を非軍隊に押し込めている“縛り”を、
にも拘らず、縛りを1ミリも緩めないのが「加憲」論。
自衛隊を愛する国民なら、とても支持できないはずだ。